ビタミンB12が不足した場合、どのようなことになりますでしょうか?
母親が胃の全摘手術をしたためそのビタミンB12が慢性的に不足し
胃がないので体内で吸収されなく注射による投与しかできないのです。
これから何か変わったことがおきないですか?
脳梗塞とか突然起こりうる事態に備えたいので
詳しい方教えてください。
私の父親は、最近、全く同じ状態で入院しました。
とにかく歩くこともままならず病院へ連れて行き即入院し
輸血をしました。
15年程前に胃がんで全摘手術をし現在に至ります。
今年に入り、物忘れも極度に激しくなり、認知症の症状も出ています。
怒りっぽくなったり、物がなくなると家族を疑ったりと大変でした。
また、妻が作る料理を〝塩辛い・・・〟と毎日つぶやくようになりました。
結果的に全てビタミンB12の著しい欠乏によるものだと判明。
味覚が変化したり、認知症の疑いがあったりとそのものずばりでした。
現在は通院して注射にて定期的に補っています。
不思議なほどと言ってはおかしいですが物忘れも治ったような印象を
受け、塩辛いなども言わなくなりました。
以下、私の感じた印象ですが・・・
人の体は、何かが不自由になると何かを犠牲にして生きる能力のバランスを
維持すると考えます。
それを考えれば、納得がいきます。
脳梗塞についてはよくわからないですが母上様も
定期的に注射で補っておられるので心配はないと思います。
ひょっとして塩辛いなどの症状に似た感じでしたら
良い方向に向かうと思いますし、心より祈っています。
頑張ってください。
ビタミンB12が欠乏した状態、いわゆる悪性貧血の症状は、
全身倦怠感・手足のしびれ・舌の痛みめまい、動悸、むくみ、筋力低下。手先の感覚がおかしくなるなどです。
ビタミンB12が欠乏すると認知症になる傾向があるそうです。でもお母様は注射により補充しているので心配はいらないと思います☆
アメリカのハーバード大学医学部などでは認知症の患者さんにビタミンB12を大量に投与して、衰えた脳の働きを活性化し、治療に効果を上げています。
脳梗塞の可能性が完全にないとは言い切れませんが、
悪性貧血は自己免疫疾患であるので脳疾患よりも、ほかの自己免疫疾患や悪性腫瘍の合併に注意する必要があると思います。
※自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)とは、本来は細菌・ウイルスや腫瘍などの自己と異なる異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を来す疾患の総称(wikiより参照)
きちんと注射で治療して下さい。そうすれば問題ありません。
治療しなかった場合に起こりうることは、キーワードは「悪性貧血」ですのでネット検索してみてください。特に脊髄症状は、いったんなってしまうと改善しません。だからきちんと注射を受けてください。体内に貯蔵されたビタミンB12は、10年分ぐらいの貯蔵があるとされています。ですから悪性貧血の症状は、胃全摘後10年以上経過して、治療を中断してしまったような人に起こることが多いです。
胃全摘後は食事を頻回に分けるとか、ダンピング症候群に気をつけるといったような心配が多いものですが、お大事になさってください。ビタミンB12のことよりもこっちのほうが大変で差し迫った話です。
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