ビタミンB12と葉酸の欠乏症について。
ビタミンB12欠乏症=悪性貧血
葉酸欠乏症=巨赤芽球性貧血
って解釈していたんですが
ビタミンB12欠乏症=巨赤芽球性貧血
ということがかいてある本がありました。
よく間違いがある本なので
これは間違いか本当かわかりません;
正しい回答教えてください。
よろしくお願いします
ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏どちらも巨赤芽球性貧血を起こします。
胃切除など胃内因子欠乏で起きるB12欠乏の悪性貧血でも巨赤芽球性貧血を起こしているというか一臨床像として現れます。
悪性貧血という疾患に巨赤芽球性貧血を内包しているといったほうがわかりやすいかも知れませんね。
その本は血液的な所見しか触れていないと言えそうです。
悪性貧血の他の症状の粘膜障害や神経障害、黄疸などに触れていないので、あまり詳細さは求めてはいけない印象を受けます。
DNA合成障害によって、核が成熟しないまま細胞質だけがどんどん成熟して
(ヘモグロビンが貯まって)、正常より大きな胞体と未成熟な核をもつ巨赤芽
球ができる貧血が巨赤芽球性貧血です。
巨赤芽球性貧血の根本であるDNA合成障害はビタミンB12や葉酸の欠乏に
よって生じます。そしてビタミンB12欠乏の原因が萎縮性胃炎による内因子
欠乏によるものを悪性貧血といいます。
巨赤芽球性貧血(これが一番大きい概念)
①ビタミンB12欠乏によるもの
・悪性貧血
・胃切除後
など
②葉酸欠乏によるもの
このような分類になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿