2012年3月21日水曜日

ビタミンB1の欠乏症は何でしたっけ?

ビタミンB1の欠乏症は何でしたっけ?







ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなったり、筋肉が弱くなったり、混乱等の精神的な障害などを引き起こすことがあります。

まれに心臓などにも悪影響を及ぼすこともあります。








水溶性ビタミンであるビタミンB1の欠乏症には、大きく分けて脚気(かっけ)とウェルニッケ・コルサコフ症候群との2種類があります。前者では末梢神経が、後者では中枢神経が侵されるために起こります。

脚気の自覚症状として、全身の倦怠感(けんたいかん)、動悸(どうき)、手足の浮腫(むくみ)やしびれ感、感覚異常、筋力低下、腱反射消失や脚気心(かっけしん)と呼ばれる心不全が起こります。

ウェルニッケ脳症は中枢神経の疾患で、眼球運動の麻痺や歩行運動の失調を伴い、慢性化するとコルサコフ症という記銘力(ものを記憶する力)の低下、見当識(けんとうしき)(時間と場所などを正しく認識する機能)の喪失、健忘症や作話(さくわ)を主症状とした精神疾患に移行します。両者は現在では同一疾患と考えられ、ウェルニッケ・コルサコフ症候群と呼ばれています。







脚気、神経炎など。

ちなみに脚気の検査は昔からお馴染みの膝蓋骨の下の部分(膝小僧辺り)を

手で叩いて調べる「膝蓋腱反射」という検査法がある。

叩いたときに足が自然と上がれば異常なし、上がらなかったら疑いありって感じだな。

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